驚異の温泉!?ベストパワーランド御湯神指し(長崎県諫早市)

昨日急に思い立ってバイク屋のIをツーリングに誘った。誘ったもののどこにいこうか決めてなかったので、ある生徒から行くように勧められていた諫早市の飯森ということろにある「ベストパワーランド御湯神指し」に行くことにした。
目的地は田舎のそのまた山の中みたいなところにあるので場所が非常にわかりづらく、途中で交番に立ち寄り、警察官に場所を尋ねると、彼は興奮気味にこの温泉の有効性を語りだし、しばらく交番でその話を聞き続ける羽目になったのだがそれも期待感を大きくさせた。。
さて、この「ベストパワーランド御湯神指し」は現社長が何かの啓示を受けて掘り当てたという良質の温泉と水があり、それだけでも健康にいいのに15世紀の朝鮮で考案されたという石室サウナがある。加えてこの石室サウナは大量の麦飯石で作られており、癌をはじめ難病に効いた事例も数多くあるとの事。2,500円払って入ると係りの人が親切に石室サウナの入り方から施設の説明をしてくれる。
はじめに温泉に入ってからバスタオルを体に巻き水を飲んで石室サウナの入口へ行くと、係りの人が大きな麻袋をかぶせてくれてミノムシ状態になるのだ、そして初心者の僕は入り口近くの比較的温度が低いところに案内される。中は暗いが松の木の焚火でキャンプファイヤーのような大きな炎が上がっており室温130度というからかなりの高温だ。
内臓が悪いならうつぶせ、肩こりや腰痛があるなら仰向け、更に痔症などがある場合は座った状態で、全身を麻袋に入ったまま係りの人が教えてくれる10分の間じっと麻袋の中から炎を見つめる。(この炎を見つめるというのは目にいいらしい)
普通のサウナに比べればかなり熱いのは確かなのだが麻袋のおかげでそれほどでもなく息苦しさもあまり感じない。友人と2人で入るわけだから10分間のあいだ、話でもしておこうと思っていたが、中はとてもそういう雰囲気ではないので、裸で麻袋をかぶって炎を見つめるというかなり非日常的な状態をじっと楽しむ。
※写真を忘れたので絵を書いてみた(^^;)

出たらシャワーで体を流して15分程度休憩し再び石室に入る。これを3セット繰り返すのだ。休憩中は寝ることができるスペースもあるし漫画本もあるのでリラックスしてくつろげる。また今日は水曜と平日だったので人も少なく快適だった。
1時間半ほどでこの3セットを消化し貸出しの服を来てからロビーに出ると食堂があったので定食を食べる。値段もメニューも町の大衆食堂な感じだが、ここ辺の名産であるジャガイモがたくさんついてきたのが好印象だった。
そういうしていると、気さくなオジサンが話しかけてきて僕が肝臓が悪いのと、バイク屋のIが胃が悪いのを言い当てた。この人が噂に名高いここの社長さんらしくステテコにシャツ姿というその辺のオヤジさんのような印象を受けつついろんな話を伺うことができた。途中元気そうな中年男性が来てちょっと話して行ったが、その方も病気の治療のため中部地方から飛行機で通ってきているらしい。30歳代の我々より非常に元気そうで快活だったので意外に思えたが結構難病だったのがかなり回復したらしいのだ。そのほかにもロビーにホワイトボードには余命が僅かだと宣告された人がここに通ったことで治癒したという旨、自筆で書かれており驚いた。
あとちょっと意外だったことがあった。普通は温泉+サウナという組み合わせで入ると出たときに疲労感を感じるのだが、僕も友人もそれがまったくなかったのだ。特に僕は実をいうとサウナが苦手で頑張っても普段5分程度しか入れない。それを10分の3回入ったのだから間違いなくこんなに入ったのは初めてである、しかし疲労を感じることなく帰りもバイクで元気よく走れた。いかんせん健康問題においてもサウナについてもいろんな意味でたくさんの発見があったあたり有意義だった。