Microsoft Keyboardの掃除の仕方

僕は仕事上仕方なくであるけどMOTマイクロソフトオフィシャルトレーナー)という資格を持っている。時間と費用を捻出出来て日本語の読み書きが出来る人間がいくらかの努力をすれば大抵取れる資格なので大した事は無い。それだけにいい事もほとんど無いという資格だ。資格というのは国家試験を含めて既に受験産業みたいなものが確立しており、特にIT関係のは乱立している印象がある。仕事上面接をする機会が割と多いので履歴書の上にずらっと誇らしげに書かれた資格の数々を目にする事も多いが、IT技術者に関していえば仕事の出来ない人ほど資格を持っているような印象すらある。特に民間企業や謎の資格団体(なんとか検定協会といった)が主催するベンダー試験なんて専門学校なんていかなくても独学でとれるものが殆どだし、受験用に勉強した内容が実務を正確に網羅してる訳でもない、さらに資格取得者も出題範囲に関してある一定の理解をしているに過ぎない。そういう業界に身を置いた立場で考えても単に資格を主催する営利団体(企業)や教育産業のカモになっているに過ぎないのだとおもう。偏差値が並以下の田舎の高校を並以下の成績で卒業した僕でも2種目の国家試験と10種類を越える資格試験に全て独学で合格しているわけだし、かといってそれによって儲かった事など一度も無い。
さて、いい事なんて全く無いという書き方だが正確にいえば実は一つだけ過去に良い事があったのだ。もう2年以上前だったと思うけど、マイクロソフトが自社が主催する資格の保持者に対して、自社製品の特価販売をやったのだ。僕はオフィスを始めとする悪名高いソフトウェア群はともかく、マイクロソフト製の入力デバイスゲームコントローラはデザインも機能性も好きなので迷わず買う事にした。長年の憧れだった左右分割デザインのナチュラルキーボードなんか2000円ちょっとだったと思うのでおそらく市価の三分の一くらいではなかろうか、しかしこれは既に持っていたのでコストパフォーマンスの高いベーシックキーボードを買う事にした、たしか1000円以下だったと思うからバルク品のマウスよりも安い。
この激安キーボードは未だにお気に入りで自宅のLINUXサーバで使用しているのだが、僕は時代に逆行しているヘビースモーカーなので自宅の書斎にある白っぽいモノは年を経るにつれヤニで汚くなってくる。顔に似合わずキレイ好きの僕はこれに耐えられず書斎の傍らには「マジックリン」を常備し暇を見つけて磨くのだ。しかしパソコンのキーボードは「マジックリン」でやると文字のプリントがはがれるし、何より日常的にハードに使用されるキーボードのボタン周りにはタバコの吸い殻、こぼれたコーヒー、スナック菓子の欠片などヤニ以外にも不衛生要因が多数存在している。これらを一網打尽に解決するというのが今回のテーマである。(前置き長過ぎ・・)

方法は簡単である。マイクロソフトのキーボードは裏のねじを外せばキーのついている上部分(つまり汚れる部分)はすんなり取れるので台所に持っていって洗剤につけてタワシでゴシゴシ洗えるのだ。このキーがついているカバーは僕が今まで分解した3種類ほどのキーボードには電極がついていなくすべて水につけて洗う事が出来た。下側のカバーは叩けばホコリやゴミは落ちるしあとは上部のカバーについた水を良く切って乾かせば新品のようにキレイになるし、キーの間のゴミが取れる事でキーストロークの不具合もよくなったりするのだ。

注意点はただ一つ、職場などで堂々とコンピュータの周辺機器を水洗いする姿を見られると気が狂っていると思われるかもしれないので気をつけましょう。

キーボードといえば、キーボードカバーなるものがある。仕事で伺う企業などのパソコンにもよく使われているが、僕はこれが大嫌いである。何故ならタイプする際のレスポンスが悪くなり作業効率が僅かに落ちるからだ。作業効率を落としてまで安い周辺機器の保守に配慮するのは愚かだと思うし、第一キーボードなんて買い替えてもバルク品なら1000円以下なので、むしろカバーの方がはるかに高かったりする。
もっともキーボード上で、喫煙や飲食しなきゃいいだけなんだけどな・・。

※筆者はこれについて責任を持ちませんので自己責任でやってください。あとマイクロソフト製以外のキーボードについては未確認です。

マイクロソフト キーボード Basic Keyboard Q96-00002

マイクロソフト キーボード Basic Keyboard Q96-00002