BMW 320i

実はBMWの隠れファンなので、ディーラーさんにお願いして3日間のテストドライブをさせてもらった。(2回目なのだが・・w)
以前は3シリーズの中で2.3リッター直列6気筒エンジンである323iをお借りして演奏の旅にかこつけて数百キロを激しくテストさせてもらったのだけど、今回は購入対象として考えたときに一番現実的な2リッターモデルの320iをお借りした。

これは従来のBMW3シリーズと違いエンジンを2気筒減らした直列4気筒にしたもので2005年4月のフルモデルチェンジで登場し、従来モデルに比べて装備面がかなり充実した反面、車両価格をちょいと下げたという実質値下げモデルなのだ。
しかし何より個人的に感じたこの車の第一印象はとにかくエクステリアのかっこよさなのである。もうなんかこれ以上のデザインのセダンはあり得ないんじゃないかと思うほど、デザインが秀逸なのだ。この点は、同じBMWの上位車種5シリーズや、7シリーズと比較しても3シリーズは突出しているとおもう。(1シリーズは論外だけどね)なんでもこのモデルからアメリカ人のデザイナーがデザインしているらしいね。願わくばインテリアもそうあって欲しいのだけど、インテリアに関しては、正直言って他のメーカーの競合車種のどれにも高級感や質感では負けてると思う。(これはシンプルで機能的であるという意味ではプラス要素なんだけどね)ただ、そういう事がどうでもいいと思うほど、このエクステリアのデザインはかっこいいね。
さて、323iを使わせてもらったときは、高速が非常に楽な反面、田舎の市街地を走ると結構ガチガチの足回りとトルクフルなのだけどクイックとは言えないレスポンスに面白さを感じなかったのだけど、今回は全く性格の違うだろう4気筒なのでその辺に期待しているのだった。
そういうわけで、峠道をグリグリ走ってみたい衝動に駆られ、お気に入りのドライブコースである長崎市街〜臨港道路外海町方面を回してみた。
予想通り国産車のレスポンスに慣れている僕にはしっくりくる反応で面白い、ATモードのままでも強力な足回りのお陰でそこそこのスピードでも安定してコーナーに入れるのだけど、あんまり面白いのでマニュアルモードにして2速で入ってみたらセダンと思えないほど鬼になるので驚いた。これは値段的にも仕様的にも高級車には変わりないのだけど、そうとは思えないような・・というかそれを忘れてしまう程にアクティブに走りたくなる車なのだ。もちろんすぐに車両の値段のこととか、相変わらず高値のガソリンのこと思い出してブレーキ踏んでしまうヘタレな自分なんだけどね・・。
快適な高速巡航から、ちょいわるオヤジモードの走りまでオールマイティで従来の3シリーズからすれば別物の性格を持つ現行の320iは、ネットで見る評判は賛否両論だけど、僕はなかなか楽しい車だと感じた。
そういえば、このモデルから車体色にホワイトが選べるようになって、これがまたいい感じだ、なんかBMWの3シリーズって黒と紺色しかないようなイメージあるもんね。

価格は6ATで411万円、ナビ付きの乗り出しで470万くらいらしい・・西彼町とかだったら中古住宅買えそうな微妙な値段だなぁ。
あとは同価格帯のメルセデスの新Cクラスとか、レクサスのISも乗ってみたいけど、こうやって貸し出してくれるようなテストドライブは多分無理なんだろうね、なんか他のメーカーのディーラーに比べてBMWのディーラーさんは、非常に好意的にテストドライブに関しても応じてくれて好感が持てると思うのだ。去年トヨタヴィッツを買ったときもディーラーでの試乗なんて営業マンが後ろに乗った状態で10分程度だったもんなあ・・これで車のテストドライブになんてなってるわけがない。(レンタカー借りるしかないよねえ)
写真はドライブ途中に外海町神浦港で撮影。